科学は前進するが、
人間は変わらない。

ベルナール 「随想」



Posture&Touch

これが自分の8月の勉強会のテーマです★

訳すと姿勢と触る。

日本語でいいじゃんなんて思うかもしれません。
ただ英語のが頭良さげに見えるから、それだけです(笑)


それはさておき
何でこのテーマにしたのか

6月の勉強会で若い先生方が苦手だろうな
あんまり姿勢とか、患者さんに触れる
ってことまで気が回らないかな、なんて感じたからです。


例えば腸腰筋を鍛えようと背臥位で股関節屈曲運動をすることがあると思います。

なんで背臥位なんでしょうか?

端坐位じゃいけないんでしょうか?

立位じゃいけないんでしょうか?


注意障害の患者さんには背臥位でやっていたら寝る人もいます。
感覚障害で自分の身体がどこにあるのか分からない患者さんには
自己の身体が見えない背臥位は恐怖感を生むかもしれません
余計注意が散漫になるかもしれません

バイオメカ的には背臥位は骨盤は意外に不安定だったりします。
勉強会で講師の一人がゆうてたように
殿筋の萎縮があれば尚更 左右に傾きやすいですよね、
というより真っ直ぐ寝ているつもりが殿筋の厚みが違うために
骨盤の回旋が生まれます。
ってことは例え膝やつま先が天井を向いていても
股関節は中間位ではないですよね。
そこで筋の緊張は左右で非対称になっていきます。
それが普通になれば患者さんの正中はその非対称な状態を
正中だと再学習してしまうかもしれません…

その時点で身体の感じ方は左右異なってくるはずです。
体幹筋も捻じれていれば正中線に存在する脊柱(腰椎)に
付いている腸腰筋はより働きにくい状態にあるのかもしれません
そこで股関節屈曲をすれば働きにくいために他の筋の代償が生まれるかもしれません。

まぁそんな感じで背臥位ってどんな姿勢?
アプローチに利用するために
どんなメリットとかデメリットがあるの?
的な話しが”posture”でできればと思います。


そしてTouchですね。
勉強会に来た先生は直に感じたかもしれませんが
触られた感じって触る人によって違いますよね。
楽に動きやすくなる触られ方、動かされ方もあるし逆もあります。

若い先生はどうしても知識と見た目に注意が向きやすい印象です。
こう動かしたら患者さんはどう感じるのかな?って考えることが大切です。

患者さんの立場・気持ちに立てること

これは去年の自分のテーマでもありました。ブログにも書いてあると思いますが。

これを今年の勉強会では皆さんに少しでも分かりやすく…
頭だけじゃなく、先生方それぞれの身体で感じ、イメージできるような
講義にしたいと思っています♪

では今からスライド作りに励みます!!