久々の更新です。

現在、1つの病院様と2つの勉強会様より講師のご依頼を頂いております。

1つは私用のため、日程調整ですが、来年度の頭ころになるかと思います。

まずは
来週のBridgeですね。満員御礼です。ご参加される方、お会いできることを楽しみにしております。
皆様に頂いた悩んでいることなど、参考にしながら当日の講義・実技につなげたいと思います。

そして

11/10夜に、事前配布資料をお送りしましたので、必ず前を通して、そして勉強会までの1週間の臨床で色々考え、感じて頂けたらより良い学びにつながるかと思います。
★もし届いていない方がいましたらお手数ですが管理人までご連絡をお願いします★
  *携帯のアドレスでご連絡頂いた方が数名いらっしゃいました




ではでは本日のテーマ

リハビリを押し付けていませんか?です。


今日はお休みだったので、
買い換えた車のスタッドレスタイヤを見に行きました。

同じ名前の店長さんが対応してくれたんですが、
スタッドレスをとりあえず見に来ましたと伝えると、

「今月中、というか下旬には値段上がっちゃうんで買うなら早めの方が良いですよ」

「11月下旬には値下げしなくても売れちゃうんで(笑)」

「あとタイヤは値段重視ですか?性能重視ですか?」

「前の車の時にも買って頂いてるんですね。何買ったか調べますね」

「前は少し良いやつ買って頂いてありがたいんですけど、雪山に行かないならワンランク下げても大丈夫ですよ」
「3万円くらいは安くなりますし」

「今日買って頂ければもう少し安くできますよ、店長ですから(笑)」

*嫁に確認しないと買えないんです…と伝える(笑)

色々話をして帰る時に、

「じゃあ奥様によろしくお伝え下さい」


こんなやりとりをしました。


当たり前の営業なのかもしれません。


ただ自分が感じたのは、
売ろう売ろう、高いのを売ろうとしないスタンスを尊敬しました。

むしろ

値段重視、雪山には行かないことを伝えると
安く買うには、どうしたらいいか、そんなに雪山に行かないなら
値段と性能と仕様頻度のバランスではこうゆうのが良いですよと提案してくれたんですね。

売り手側でなく、買い手側の視点から考えてくれている

そんなことを感じました。

まぁ買う買わないは嫁次第ですが(笑)
買うならここで買おう、と感じる対応でした★



では話をリハビリに戻しますが、

患者さんの言葉を聞いていますか?

患者さんのニードに沿った提案、ゴール設定、介入ができていますか?

こっちの勝手な正論を押し付けていませんか?



例え科学的に証明されていようとも、

解剖学的、運動学的に正しくても

それを患者さんが良し、としなければ意味がないと思います。


例えば早期離床がうたわれていても、

整形の術後で
翌日まだ脚がパンパンで、麻酔と出血の影響かふらふらし気持ち悪いのに

安静度が全荷重可能の指示が意志から出てるからといって


気持ち悪い……………
まだ脚痛いし、今日は寝かせてくれよ………


と感じている人に、


若き日の自分は、

お医者さんも体重かけて良いと許可が出ていますよ
寝てばかりだと、筋肉が弱っちゃいますよ
起立性低血圧になるから、起きるのに体を慣らしていかないと
歩かなきゃ歩けなくなりますよ!

などなど僕の中での正論を患者さんに押し付けていたように思います。


それでも患者さんは起きてくれたりしました。

リハビリだからしょうがない…

毎日リハビリあるから担当の人に嫌われたらいけないし…

この人(管理人)見た目怖いし…(笑)

などなど色んな思いもあり、拒否ができなかったのかもしれません。


では自分が逆の立場だったら…

多分寝たふりをしてリハビリをやらないかもしれません。

だって気持ち悪いのに、動けるか!!!って話ですよね。



患者さんのことをあまり考えていなかった若き日の自分です。


きっと患者さんは

自分で立っている、のではなく
リハビリで立たされている、と感じていたことでしょう。


それでも時間の経過とともに
痛みは減り、自然に回復していきます。

患者さんはリハビリのおかげだと思ってくれます。

退院の時にはありがとう、といってくれます。


当時の自分は患者さんの回復を邪魔してばかりで
かけなくてもいいストレスまでかけていたかもしれないのに…。



そんなことをタイヤ館で感じた管理人でした。