先日の勉強会に参加された方の感想を頂きましたので、
皆様と共有したいと思います。
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この度も、とても刺激的な勉強会をありがとうございました。「心」という壮大なテーマを、「脳科学」と「行動」の側面からわかりやすく講義していただき、お二人の先生からはたくさんのことを得られたと感じております。
私も訪問リハビリに携わる中で、患者様と心がすれ違っていると感じたことが、何度かありました。「別に今のままでいい」と言って、新しい訓練を望まない人に、もっと提案してみるべきなのか、それともこちらが考えを改めるべきなのか。わからなくなって、結局未解決のまま終わらせてしまうことが何度かありました。「人それぞれ考え方が違うから、まぁいいか」と、投げやりにすらなった時期もありました。
しかし、今回の講義で、それは自分の「逃げ」だと感じました。本当にもっと患者様に寄り添って考えられていたのか、自分の考えに合わない人を、言い訳して排除していないか、などなど……。
臨床の全ては、患者様の役に立てることだと思っています。そのためにできることは、もっとあるはずだと、そう感じることのできた勉強会でした。
また、脳科学や行動分析などの知見への興味も広がりました。こちらも積極的に勉強させていただきたいと思います。
久しぶりに参加させて頂きましたが、非常に心地よかったです。
小松先生と坪井先生の優しさや日頃の臨床で大切にしていることが伝わってきました。
坪井先生の講義で印象に残ったことは、
●扁桃体と海馬の強固な連結
●意図をもった雑談をすること
●金太郎飴のリハビリをしないこと
です。
自分自身、急性期に勤務しており、早期離床が求められるなか、不快刺激を極力少なくしながらの離床の大切さを改めて重要と感じることができました。
小松先生の講義では、
●会心の一撃は実力じゃない
●機能障害→解釈→行動
●失敗を経験させない、失敗を許す
●成功とは何かを伝えておく
です。
患者に「リハビリ」のイメージをネガティブな印象をあたえないことが重要で、その後のセラピストの関わりにも影響を与えてしまうなと感じました。
失敗を許し、患者の逃げ場になってあげられるセラピストになりたいです。
自分の臨床を見直すいい機会となりました。また、参加させて頂きます。
ありがとうございました。
私は今年の2月に注意機能と運動学習について岐阜脳卒中リハビリテーションでお話しさせていただいたのですが、そのなかでも特に報酬系、言葉かけ、タイミングの重要さについてをお話させていただきました。その件もあり、今回の勉強会は大変面白く、参考になるお話ばかりでした。
信念、物事に対する思いは人それぞれで、同じ言葉かけでも、人によってはそれが原動力になる人もいれば、返って原動力を削ぐこともある為、言葉一つ、繊細に扱う必要性を再確認できました。
皆さん感じているとは思いますが、会心の一撃は実力ではない、の言葉が印象に残りました。得意なスキルにすがるのではなく、得意なスキルを増やす必要があるなぁと感じています。枠にとらわれてしまうとよくない、今回の勉強会の内容も、あくまでも枠内の一つとして捉える必要があるかと思っています。勉強会で得た経験は患者、利用者の心、個人差に大きく影響されるため、今後もあらゆる視点で見る姿勢、意識が必要だと思っています。
行動分析を理解しているわけではないですが、行動には必ず理由があるわけで、なぜその結果だったのか、なぜそうしたのか、それを知る努力もしなければならないと感じました。興奮して叩いてくることに対して、そのパンチを避けることで対応するのではなく、なぜ叩く行動になったのか、今後は僅かなことでも理由を考える、寄り添っていく意識を持ちたいと思います。
困っている人を助ける、助けて欲しい、こういう意識、必要性を感じたから医者や看護師、理学療法士が生まれたと考えると、やはり私達は患者、利用者を囲ってしまうのではなく、ニーズ、想いに沿って、後ろを追っかけるような関わりが必要ではないか、と感じています。リハビリでも当然、患者に必要とされてることを必要なだけ頑張る姿勢でいなければならないと感じています。
少し今回の勉強会の内容とずれているかもしれませんが、本日の利用者様のリハビリで、立ち上がりに対してどうしていくか、あーでもないこーでもないと2人で話し合いながらリハビリを行いました。結果的に立ち上がりはそれなりに上手くいきました。利用者様からは立ち上がれた結果よりも、親身に話を聞いてくれたこと、正直に出来たことだけを教えてくれた事に感謝されました。凄く嬉しかったです。正直にぶつかり合う大切さ、信頼関係の強力さを痛感しました。先日の勉強会が活きたなぁ、と感じた瞬間でした。大変感謝しています。その利用者様を落胆させないよう、気を抜かずに頑張ろうと思います。
急性期でも、回復期でも、生活期でも
患者さんの心を考えることは大切です。
というとそりゃそうだ、当たり前だろ、って話です。
自分たちが関わる患者さんやその家族、他の職種、先輩や後輩…みな違います。
それぞれに適した対応を…それができればもちろん良いんですが「心」という形のないものを対象とした時、
そこに明確な答えが得られにくい…それが心というものを曖昧にしていると思います。
個別性を大事に、というのは当たり前だし、言うのはすごく簡単なんですが、それをどう実践するか?
そこに皆さん戸惑い、悩みながら周囲の人と関わっていると思います。
個別性…は無限大です。
じゃあ無限大の「心」を全て学び、考えるには時間が足りません。
運動学習もそうですよね。
私たちも運動パターンを全て獲得している訳ではありません。
自転車に乗れる人、乗れない人もいます。
バク転ができる人もできない人もいます。
そして歩く、走るなど獲得されたパターンもまた、人それぞれ違います。
全てを学習するのは難しい。
でもその中に共通するある程度のルールを知ることで
より多くの人に今よりも良い関わりができる可能性は増えます。
勉強会でも話しましたが、
機能障害だけを例え改善したとしても、
そこに良くなったとか、できないことができそうだとか、やってみたら前より楽になっていたという、相手の実感が伴っていなければ
つまり心が動かなければ
向上した機能は生活に反映されないかもしれません。
今回の勉強会を通じて、
皆さんに新しいことを学ぶ、というだけでなく
これまでの自分の関わりを見つめなおし、反省する機会になれば幸いです★
皆様と共有したいと思います。
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この度も、とても刺激的な勉強会をありがとうございました。「心」という壮大なテーマを、「脳科学」と「行動」の側面からわかりやすく講義していただき、お二人の先生からはたくさんのことを得られたと感じております。
私も訪問リハビリに携わる中で、患者様と心がすれ違っていると感じたことが、何度かありました。「別に今のままでいい」と言って、新しい訓練を望まない人に、もっと提案してみるべきなのか、それともこちらが考えを改めるべきなのか。わからなくなって、結局未解決のまま終わらせてしまうことが何度かありました。「人それぞれ考え方が違うから、まぁいいか」と、投げやりにすらなった時期もありました。
しかし、今回の講義で、それは自分の「逃げ」だと感じました。本当にもっと患者様に寄り添って考えられていたのか、自分の考えに合わない人を、言い訳して排除していないか、などなど……。
臨床の全ては、患者様の役に立てることだと思っています。そのためにできることは、もっとあるはずだと、そう感じることのできた勉強会でした。
また、脳科学や行動分析などの知見への興味も広がりました。こちらも積極的に勉強させていただきたいと思います。
久しぶりに参加させて頂きましたが、非常に心地よかったです。
小松先生と坪井先生の優しさや日頃の臨床で大切にしていることが伝わってきました。
坪井先生の講義で印象に残ったことは、
●扁桃体と海馬の強固な連結
●意図をもった雑談をすること
●金太郎飴のリハビリをしないこと
です。
自分自身、急性期に勤務しており、早期離床が求められるなか、不快刺激を極力少なくしながらの離床の大切さを改めて重要と感じることができました。
小松先生の講義では、
●会心の一撃は実力じゃない
●機能障害→解釈→行動
●失敗を経験させない、失敗を許す
●成功とは何かを伝えておく
です。
患者に「リハビリ」のイメージをネガティブな印象をあたえないことが重要で、その後のセラピストの関わりにも影響を与えてしまうなと感じました。
失敗を許し、患者の逃げ場になってあげられるセラピストになりたいです。
自分の臨床を見直すいい機会となりました。また、参加させて頂きます。
ありがとうございました。
私は今年の2月に注意機能と運動学習について岐阜脳卒中リハビリテーションでお話しさせていただいたのですが、そのなかでも特に報酬系、言葉かけ、タイミングの重要さについてをお話させていただきました。その件もあり、今回の勉強会は大変面白く、参考になるお話ばかりでした。
信念、物事に対する思いは人それぞれで、同じ言葉かけでも、人によってはそれが原動力になる人もいれば、返って原動力を削ぐこともある為、言葉一つ、繊細に扱う必要性を再確認できました。
皆さん感じているとは思いますが、会心の一撃は実力ではない、の言葉が印象に残りました。得意なスキルにすがるのではなく、得意なスキルを増やす必要があるなぁと感じています。枠にとらわれてしまうとよくない、今回の勉強会の内容も、あくまでも枠内の一つとして捉える必要があるかと思っています。勉強会で得た経験は患者、利用者の心、個人差に大きく影響されるため、今後もあらゆる視点で見る姿勢、意識が必要だと思っています。
行動分析を理解しているわけではないですが、行動には必ず理由があるわけで、なぜその結果だったのか、なぜそうしたのか、それを知る努力もしなければならないと感じました。興奮して叩いてくることに対して、そのパンチを避けることで対応するのではなく、なぜ叩く行動になったのか、今後は僅かなことでも理由を考える、寄り添っていく意識を持ちたいと思います。
困っている人を助ける、助けて欲しい、こういう意識、必要性を感じたから医者や看護師、理学療法士が生まれたと考えると、やはり私達は患者、利用者を囲ってしまうのではなく、ニーズ、想いに沿って、後ろを追っかけるような関わりが必要ではないか、と感じています。リハビリでも当然、患者に必要とされてることを必要なだけ頑張る姿勢でいなければならないと感じています。
少し今回の勉強会の内容とずれているかもしれませんが、本日の利用者様のリハビリで、立ち上がりに対してどうしていくか、あーでもないこーでもないと2人で話し合いながらリハビリを行いました。結果的に立ち上がりはそれなりに上手くいきました。利用者様からは立ち上がれた結果よりも、親身に話を聞いてくれたこと、正直に出来たことだけを教えてくれた事に感謝されました。凄く嬉しかったです。正直にぶつかり合う大切さ、信頼関係の強力さを痛感しました。先日の勉強会が活きたなぁ、と感じた瞬間でした。大変感謝しています。その利用者様を落胆させないよう、気を抜かずに頑張ろうと思います。
急性期でも、回復期でも、生活期でも
患者さんの心を考えることは大切です。
というとそりゃそうだ、当たり前だろ、って話です。
自分たちが関わる患者さんやその家族、他の職種、先輩や後輩…みな違います。
それぞれに適した対応を…それができればもちろん良いんですが「心」という形のないものを対象とした時、
そこに明確な答えが得られにくい…それが心というものを曖昧にしていると思います。
個別性を大事に、というのは当たり前だし、言うのはすごく簡単なんですが、それをどう実践するか?
そこに皆さん戸惑い、悩みながら周囲の人と関わっていると思います。
個別性…は無限大です。
じゃあ無限大の「心」を全て学び、考えるには時間が足りません。
運動学習もそうですよね。
私たちも運動パターンを全て獲得している訳ではありません。
自転車に乗れる人、乗れない人もいます。
バク転ができる人もできない人もいます。
そして歩く、走るなど獲得されたパターンもまた、人それぞれ違います。
全てを学習するのは難しい。
でもその中に共通するある程度のルールを知ることで
より多くの人に今よりも良い関わりができる可能性は増えます。
勉強会でも話しましたが、
機能障害だけを例え改善したとしても、
そこに良くなったとか、できないことができそうだとか、やってみたら前より楽になっていたという、相手の実感が伴っていなければ
つまり心が動かなければ
向上した機能は生活に反映されないかもしれません。
今回の勉強会を通じて、
皆さんに新しいことを学ぶ、というだけでなく
これまでの自分の関わりを見つめなおし、反省する機会になれば幸いです★
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