後輩の臨床場面を見学したり、
話を聞いている中で感じること。


それは


セラピスト側の能力の限界に
患者さんのゴールを合わせていること



患者さんの可能性を
セラピストが関わることで
どれだけ引き出せるのか


僕はこれがすごく大切なことだと
思っています。


誤解を恐れず言えば、

潜在能力を100%引き出せること。


もちろん、何をもって100%か、
なんて明確な答はないけれど、

それができることが理想だと思っています。


そして自分の100%を

常に更新し続けること。



去年の100と同じなら成長してませんね。



これまで、多くのセラピストに関わり、
相談も頂きましたが、


上手くいっていない、
多くのセラピストは、


自分の基準で評価をし、

介入している気がします。



歩けるなら、走れば良いのに。

走れるなら、跳べばいいのに。


階段が二足一段でできるなら
一足一段で行けば良いのに。

一足一段ができるなら
二段またぎで行けば良いのに。



やってもいないのに、
できないと判断する。

評価してすらいないのに
やらない。


ADLは二足一段でも自立すれば良い
転倒のリスクが上がる
麻痺側の緊張が上がる


色んな理由をつけて
その可能性をつぶし、

悪く言えば
患者さんにできない、危ないを洗脳する。


チャレンジするチャンスを奪うことで
チャレンジする気持ちすら奪う。



ただ危ないことをやらせれば良い訳じゃもちろんありません。


その中で安全を極力配慮しつつ
表情や動きを見ながら
課題の難易度を調整し、

成功するためのポイントを
患者さんと一緒に見つけ、

失敗を一緒に経験しながら
成功したときに一緒に喜ぶ。


自分の今の限界を上げていかないと、
患者さんはそこまでがゴールだと思います。



患者さんのプラトーを作っているのは

あなたのせいかもしれませんよ。