臨床力、あげたいですよねー。

現場にいるセラピストの
永遠の願いであり、
悩みだと思います。

そのために皆さん、

色々な

本を買って読んだり、
研修に出たり、
職場で実技の練習をしたりと


努力をしていると思います。



臨床力は


入力 × 思考 × 出力


だと思ってます。



ん?


どこかで見たことある?



そうです!


随意運動での脳のメカニズム


みたいですよね★



それぞれをざっくり説明しますと、


①入力

クライアントの抱える問題、状態、状況を把握する能力。

情報収集力。


②思考

評価で得られた情報を解釈、統合したり、ニードに対する優先順位をつける能力。問題抽出能力。

情報分析力。


③出力

分析され、抽出した問題に対してその問題が解決できるような介入課題を創造、実践で結果を出す力。


問題解決力。



この3つを合わせて臨床力と

僕は考えています。



今日は


①入力

について


考えてみようと思います。



どれだけ患者さんから


情報を得ることができるか?




得られる情報が少なければ、


その情報を元にした、

思考、出力も

それなりのものになります。




レゴブロックに例えてみましょう。



入力(得られる情報)を
ブロックの数だとすると、


思考:ブロックの組み合わせ


出力:ブロックの組み合わせでできるもの




となり、


ブロックの数が少なければ、

それだけ組み合わせのパターンが制限され、

完成する形(介入方法)は少なく、
雑になります。



また同じような形(介入方法)であったとしても、

粗大で曖昧な形になります。


ファミコン時代の
マリオブラザーズの時代の

かくかくのマリオと、


ニンテンドーDSの

3Dのマリオの違いくらいに。

(ファミコン:ファミリーコンピューター。知らない人は調べてね★)


情報の多さは介入の緻密さや明確さに繋がります。





情報をどれだけ集められるか?


しかもスピーディーに。



介入時間も

介入期間も有限です。



その中で、常に

問題を解決すること


求められます。


①の入力、情報収集でつまづく方、多いです。


またはつまづいてることに
気づけない人も沢山います。



自分の得意なジャンル、
学校で習ったことだけでも

情報収集し思考し、出力でき、


患者さんが何かしら変化したら


俺ってできるぜー!


的に自己満足しちゃう人もいるからですね。



入力を増やすためには


基礎的な知識をまず持ち、

視診、触診能力を高めること

患者さんの本音を聞き出すコミュニケーション能力を高めること



これにつきます。



神業、神の手と呼ばれる人たちは


この能力がすごく高いです。


他の人と同じように

触れたり、会話をしているだけのように

見えても、

その目や手や耳から、


膨大な量の情報を収集しているんですね。


介入前にも、介入中にも。



皆さんは


一回の評価や介入の中でどれだけの情報を収集できているでしょうか?