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あなたにとって、
そして脳卒中患者さんにとって
「立ち上がり」とは何ですか?



皆さんは、この問いにどう答えますか?

 
【立ち上がり動作とは?】
 

立ち上がり動作は、座位から立位になるために必要な動作であり、抗重力伸展活動を要する動作です。

立ち上がりができなければ、
移乗もトイレ動作も歩行、そして立位での全ての行為を行うことができません。

そのためADLの自立度を高めるためにも「立ち上がりができるか?」が重要になります。




【立ち上がり動作自体の目的化問題】

脳卒中患者さんにおいて立ち上がりは「立てるか、立てないか?」という結果だけが目的化されていないでしょうか。

そして皆さんは、立ち上がりが困難な患者さんに対し、立ち上がりを繰り返すという訓練を行っていないでしょうか。

立てないという結果に対して、
立つという訓練を提示することは、
果たして患者さんにとって意味のある介入と言えるのでしょうか。

できないことを頑張ってやればできる。
一見正しいように感じますが、これは患者さんそれぞれの抱える問題を無視しているとも言えます。



【動作を阻害している問題の解決】
 

立ち上がりができない原因は何でしょうか?
脳卒中による運動機能の問題が、病前には当たり前にでき
ていた立ち上がりの阻害因子となることは明らかです。

しかし運動麻痺、という漠然とした事実を原因にしてしまえば私たちは、漠然としたアプローチしかできません。

私たちセラピストの役割は
何が立ち上がりを阻害しているか?どの相にどんな問題があるのか?を見つけ、問題解決に導くことです。

そしてそこに仮説検証・臨床推論が重要になってきます。

学生時代のレポート作成で、考察をしたと思います。
しかし考察は、自分の評価と知識の枠内で問題点を抽出しています。
その抽出された問題点は実際に、患者さんの抱えている問題と乖離していることがあります。
その考察から導き出された問題点がセラピストの都合の良い解釈で作られたものだからです。
だからこそ検証作業を通じて、その仮説は目の前の患者さんに当てはまっているのか?を確認するプロセスが必要になります。



【立ち上がり動作の目的】

私の考える立ち上がりの目的は、
 

①麻痺側下肢で支え、地面を踏み込み

 身体を持ち上げること。

 そしてその支持の限界を知ること。


上記の要素が
②座位・立位の安定につながること


③歩行や階段昇降能力の向上につながること
 

上記の3点を立ち上がり動作の中で患者さん自身が実感でき、かつ日常生活においても麻痺側の参加を意識づけすることです。


来週の土日に開催する脳祭で、実際の臨床場面を通じての自分のクリニカルリーズニングや臨床の試行錯誤について詳細はお話しします。

あと数枠空いていますので、
ご興味のある方は、以下のURL(脳祭の詳細ページ)より、
記事内の申し込みフォームにてお申し込みください!!
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http://bridge.dreamlog.jp/archives/1060879958.html



皆様のご参加をお待ちしてます!!!